Apex Legends(エーペックスレジェンズ)のランクモードについて、ランク分布やPS4版・PS版での人口などを分析しました。
ランクごとの強さの指標や、上に上がるために大切なことも解説しましたので、興味のある方は是非ご一読下さい。
Tracker Networkでランク分析
Tracker Networkを使用してランクの分析ができるので、是非利用してみてください。
Tracker Networkとは、ゲームの戦績を分析できる無料サイトであり、Apex Legendsの他にレインボーシックスシージやオーバーウォッチなど、複数のオンラインゲームタイトルに対応しています。
利用自体は無料ですが、追加料金を支払うことで、複数のサポートを利用できるようになります。
分析をすることだけが目的であれば、無料版で大丈夫です。
ランク分布に限らず、キャラクターごとにフィルターをかけ使用率を確認したり、平均キル数やダメージ分布なども確認できるため、興味がある方は是非一度確認してみて下さい。
このサイトで表示される分布は、Apexの総プレイヤーではなく、Tracker Networkで登録されているプレイヤー約1500万人からなるものです。
しかし、基本的にはこの分布率に帰着すると考えていいでしょう。
Apex LegendsのPS4版ランク分布の分析
ここでは、Tracker Networkのランク分布を使って分析をします。
自分がどのくらいに位置するのか確認してみるのもおもしろいですよ。
PS4ランク分布
上の分布はPS4版のものです。PS4版に一番多い(最頻値)のは「プラチナⅣ」で17.497%、29,897人です。
ブロンズ帯~プラチナ帯までは分布率は上昇傾向になりますが、ダイヤ帯で下降し「ダイヤⅢ」からは全体の2%以下の分布率になります。
次に各ランク帯の分布率と人口を以下に示します。
ランク帯 | 分布率[%] | 人口[人] |
ブロンズ帯 | 5.762 | 9,836 |
シルバー帯 | 12.608 | 21,521 |
ゴールド帯 | 29.257 | 49,942 |
プラチナ帯 | 38.295 | 65,368 |
ダイヤ帯 | 12.442 | 21,237 |
マスター帯 | 1.197 | 2,044 |
プレデター帯 | 0.439 | 750 |
ランク帯ごとにみても、プラチナ帯が最も多くなっていますね。
PC版ランク分布
比較の為にPC版のランク分布についても確認しましょう。
こちらがPC版ですが、PC版に一番多い(最頻値)のは「プラチナⅣ」で16.562%、72,513人となっています。
人口こそPS4版に比べ多いですが、似通った分布ですね。
プラチナ帯、ダイヤ帯でティアⅣが多い理由
上の分布表で、プラットフォームは違えど、PS4・PCどちらも同じような分布になっていることがわかりました。
そのことから、ランク分布にはプラットフォームによる影響は少なく、ランクの仕様による影響が大きいのではと考えられます。
ランクの仕様では「ランク帯ごとに参加費(RP)の変更」「降格保護」の2つがあるため、それらがランク分布に大きく影響していると思われます。
そしてランクでは、基本的に下位ランクのランク帯の人とはマッチングしないため、試合レベルが上がります。
しかし、試合のレベルが上がれば、ふるい分けられ分布率は緩やかに変化するため、ティアⅣだけが多いことは不自然です。
参加費が必要(ランク帯により上がる)なことで、ランクの境目であるティアⅣではプレイヤーに一気に負荷がかかり、ティアを上げることができない状況になります。
ティアⅣからティアⅢに上がることができれば、参加費が必要であっても勝ち抜く実力があることが考えられるため、ティアⅢ~ティアⅠは同じような分布になっています。
また、降格保護の仕様があることから、同じランク帯で負け続けても、ティアⅣに留まることから、ティアⅣが人口が多い、ということも考えられます。
ブロンズ帯~ゴールド帯がプラチナ帯、ダイヤ帯のような分布にならない理由
上で説明したように「参加費(RP)」「降格保護」で正しくプレイヤーがふるい分けをされれば、プラチナ帯・ダイヤ帯のような分布になることが考えられます。
しかしブロンズ帯~ゴールド帯はそうなっていません。
理由としては、ゴールド帯まではプレイヤーのスキルはそこまで大きな差はなくとも、プレイ時間に差がありランクが上がっていないことや、途中で諦めてしまっているプレイヤーが多いのではないかと考えられます。
ゴールド帯までは参加費(RP)が少なく、獲得できるRPの仕様がプラチナ帯以降よりも多いため、プレイし続ければランクはおのずと上がっていきます。
しかしプレイヤースキルとプレイ時間の差で上がる速度は当然異なり、時間をかければ上がれるのに、途中で諦めてしまうプレイヤーが多いのではないでしょうか。
分布から見る分析 強さの指標
ここでは、分布を見て、どれくらいの実力があるのかプレイヤーの強さを評価します。
私の主観が強く出ていますが、ご了承ください。
ランク帯毎による強さの指標
ブロンズ帯~ゴールド帯の割合は、約50%です。
プラチナ帯に上がれば、全体から見て約半分を超えたことになるため、自身を持っていいと思います。
ダイヤ帯ともなれば、全体の上位約10%以内です。
Apexのゲーム性から考えて、勝つためには数手先を読む戦略性や、目まぐるしく変わる戦況に対応するための適応能力が必要です。
そのことから、全体の上位約10%以内ともなると、ただ何となくプレイしているだけでは上に上がることは難しいでしょう。
そのため、勝ち方を知った上で、あるいは自然とできている上でゲームをプレイする必要があります。
ダイヤ帯まで上がれる実力があれば、他の類似ゲームをプレイしても上手くなれるでしょう。
そしてマスター帯は、あくまで私の考えですが、ダイヤ帯まで上がれる実力があり、なぜ勝てたのかをしっかり理解できていればマスターになれる実力もあると思います。
そして大切なのは、Apexがチームプレイのゲームであることを理解する事です。
マスター帯は、1vs1はもちろんのこと、3vs3でも上手くなければいけません。
Apexは人数優位なゲームであるため、チームプレイを意識し数の利を活かして戦いましょう。
プレデター帯は、750人しかなれないということもあり、ゲームに割く時間がどれだけあるのかも大切になってきます。
マスター帯に上がれる方は、時間をかければプレデターになれるだけの実力もあると思うので、頑張って下さい。
以下は、ランク帯ごとの強さの例えです。あくまで私の考えで、備考も私の独断ですが、参考にしてみて下さい。
ランク帯 | 割合 | 備考 |
プラチナ帯 | 2人に1人(上位50%) ジャンケンで勝った | 脱初心者で上位プレイヤーの仲間入り |
ダイヤ帯 | 10人に1人(上位10%) 友達間で1番 | 打ち合いが強く、1vs1の勝率も高い |
マスター帯 | 100人に1人(上位1%) クラスで1番 | フォーカスなどが上手く3vs3としても強い |
プレデター帯 | 500人に1人(上位0.5%) 学校で1番 | 敵にいたら逃げろ! 味方にいたら頼れ! |
ランク帯内による強さの指標
前の章の分布で解説したように、同じランク帯でもティアⅣとティアⅢでは大きく意味が異なります。
これは、ティアⅣ→ティアⅢに上がれる実力があれば、時間をかけてティアⅡ・Ⅰへと進む実力がある、ということです。
同じランク帯でも、ティアⅢに上がれた方はそのランク帯で上位に食い込んだことにもなるため、自身を持って下さい。
そして次のティアⅡ・Ⅰと上がることが出来れば、次のランク帯に上がるのにはそう長い時間はかからないでしょう。
「プラチナⅢ」で上位約35%、「ダイヤⅢ」で上位約5%になります。
まとめ
以上、Apex Legends(エーペックスレジェンズ)におけるランク分布について、ランク帯ごとのプラットフォームごとの違いや、ランクごとの強さの指標などを解説しました。
プラットフォームは、人口だけで言えばPS版が多いですが、ランク分布はさほど差がなく、どのプレイヤーも上に上がる過程で躓く場所は変わらないことがわかります。
逆に言えば、そこを越してしまえばその先にも上がれる実力がある、ということです。
Apexはチームプレイが大切なゲームであるため、自分ひとりが上手くやれても上がることはできません。
味方と合わせる行動や、味方を先導する能力、戦闘をするときの立ち回りなど、覚えることは沢山ありますが、諦めないことが大切だとApexのプロゲーマーも言っていました。
試合に負けてしまった時は、何が原因で負けてしまったのかをしっかり振り返り、勝つためにどうすればよかったかの分析をしていくことも大切です。