Apex Legendsとは、合計64人で行う新感覚バトルロイヤルゲームで、今や世界的に注目されているFPSゲームです。
Apex Legendsには、カジュアルモードとランクモードがあります。
ランクモードはカジュアルモードと要求される立ち回りが違うため、苦戦しているのではないでしょうか?
私がApex Legendsでランクシーズン3でプレデターまで上り詰めた経験をもとに、ランクにおける立ち回りを中心に、勝利へのポイントを解説します。
Apex Legendsのランクモード
Apex Legendsのランクモードは白熱したバトルが楽しめます。
試合の順位とキル数に応じてポイントを獲得でき、所持ポイントの総量で自分のランク帯が決まります。
自分と同じランク帯での戦闘は、カジュアルモードでは味わえない緊迫感があります。高ランクになると緻密な戦略も必要なところが、ランク戦の魅力となっています。
しかし、ランクモードで高ランクを目指そうとしてもうまくいかないことも多いのではないでしょうか。最高ランクのプレデターには750名しかなれません。
いまやApex Legendsのプレイヤーは1億人を超えていますから、その枠に入るには至難の業といえるでしょう。
私は過去にプレデターまで上り詰めた経験があります。私がランクモードで実践している中で今回は「立ち回り」を解説しますよ!
AIMだけじゃダメ立ち回りを意識しよう!
FPSは敵に標準合わせて倒すゲームです。そのため、素早く的確に敵に標準を合わせることを重視しがちです。
敵に標準を合わせることをゲーム用語で「AIMをする」なんて言い方をよくしますね。
もちろんAIMの精度を上げることは、FPSゲームにおいて上達することに直結しているわけなので、大事な要素ではあります。
しかしAIMの精度は、がむしゃらに練習してもなかなか上がりません。
心配しなくてもAIMはFPSゲームをやってればいつか上達していきます。
私の感覚ですと、自転車に乗れるまでは左右にふらついてうまく乗れませんが、感覚が身に着けばなんなく乗れるようになることに似ています。AIMも自転車と同じで、コツをつかめば自然と手が動かせるようになります。
それでもAIMの精度を上げるための練習方法はありますので、また別の記事で紹介したいと思います。
脱線しましたが、大事なのは「立ち回り」です!
この「立ち回り」というのは意識して練習しなければ上達しません。
さてここで押さえるべき意識する立ち回りはずばり「詰めるタイミング」と「フォーカス」です!
この立ち回りは、基礎的なことです。しかしこの基礎が出来てない人は絶対に上には上がれませんし、上級者はこの基礎を必ず身に着けています。
センスがよくて自然と身についている人もいますけどね(笑)
基礎をしっかり身に着ければ、高ランクのマスターランクにだってなれますよ!
FPSは実力ゲームです。ただ時間を費やすだけでは上手くなれませんので、意識をしてプレイすることが大切です。
意識する立ち回り①
詰めるタイミング
1つ目は詰めるタイミングです。
詰めるとは、敵に近づき接近戦に持ち込むことです。
数ある立ち回りの中でも詰めるタイミングは難しいと思います。
しかし意識して実践を繰り返せば誰でも身につきます。
例えばこんな状況
ゲーム中盤、自身のチームは3人全員生存しており、全員紫アーマーの状態で武器やアイテムも潤沢。
そんな中、50m先位に敵チームを発見しましたが、敵チームも3人おりこちらに気付いているようです。
敵を発見した時点では、自身のチームは遮蔽物が多い住宅街で、敵チームは逆に遮蔽物のない荒野にいる状態でした。
戦況はすぐ変わる
Apex Legendsに限らず、FPSゲームは秒単位で戦況が変わるゲームです。
そのため、次の行動に移るのにいちいち手持ち武器やキルログを確認してから判断していると追いつきません。
もちろん武器の威力やキャラの能力を知識として蓄えることは大事です。しかしそればかりに意識を集中してしまうと、判断が遅れ敵に打たれて負けてしまいます。
例えばこんな状況
こちらとの位置関係から敵側が不利と判断してか、自身のチームとは反対方向に逃げようとしており、数秒後には100m位先の遮蔽物のある民家に逃げ込んでいた。
敵の方が判断が早く、不利な状況を察して敵が逃げてしまった。
敵が逃げてしまったことで、自身のチームは位置的有利を失ってしまったため、無理に詰めることはしなかった。
なぜ詰める
Apex Legendsはバトルロイヤルゲームですので、広大なマップに展開し戦闘をおこないます。そのため敵との距離を意識して戦うことが大切です。
たとえ遠距離で敵をノックダウンできたとしても、すぐ蘇生されてしまうのであまり意味がありません。
かといってがむしゃらに近距離戦に持ち込んだとして、敵が待ち構えている場合もあるため、不利な状況で戦うことになります。
自分たちが有利に戦いを進めるためにも、適切なタイミングで敵との距離を詰めることが重要になります。
例えばこんな状況
敵が引いた時点で、自身のチームの位置的有利なくなっています。
その状況で敵は民家に逃げ込んだため、今詰めようと思うとむしろ遮蔽物のない荒野を通る必要があります。
この状況では遮蔽物のある民家に逃げた敵と、自身のチームの位置的関係はほぼ同じであるため、無理に詰めることはせず、ミドルレンジ(中距離)で戦うことにしました。
詰めるタイミングのルーチン化
では秒単位で変わる戦況に対応し、敵との距離を詰め勝つにはどうしたらいいでしょう。
それは詰めるタイミングのルーチン化を図ることです。
詰めるタイミングのルーチン化とは、あらかじめ詰める条件を決めておき、条件を満たした場合に行動することです。
あらかじめ何をもって詰めるのかを決めておくことで、より素早く行動に移ることができます。
目の前の敵を意識するのではなく、詰めるために必要な情報を得ることに意識することが大切です。
例えばこんな状況
敵を発見した時点では位置的有利であったため、その時に詰めることができれば1番よかったが、相手が移動して有利ではなくなってしまったため詰めることはしなかった。
詰めずに現状から再度位置的有利がとれたり、ミドルレンジでの戦いで敵がダウンしたりなど、次の詰めるタイミングを伺う状況でした。
敵とのアドバンテージを常に意識する
詰めるための条件は「敵とのアドバンテージ」です
敵とのアドバンテージとは、さまざまな情報からみて現在自分と敵でどちらが優勢であるかを判断することです。アドバンテージを常に把握することが大切です。
Apex Legendsは秒単位で戦況が変わるゲームです。
なので自分と敵のどちらが優勢かは1秒後には変化しています。
より細かく正確に敵とのアドバンテージを把握できるようにすることが大切です。
アドバンテージが決まる情報
アドバンテージを正確に把握するために以下の項目に着目するとよいです。
- 位置関係
- 射線
- 人数差
例えばこんな状況
敵とのアドバンテージが同じ今、ミドルレンジで戦っている状況です。
ミドルレンジで戦いつつ、自身のチームはより位置的有利に立てるように移動しながら戦っています。
位置関係
昔からFPSゲームの鉄則として、敵より先に高所を取ることが重要とされてます。「バカとFPSプレイヤーは高いところが好き」なんて言われるほどです。
Apex Legendsも例外ではありませんよ!困ったら高いところへ!
その理由は、高所側はいつでも射線を切るタイミングを図れますが、低所側は常に射線が通ってしまうからです。
また高さとは別に「遮蔽物が利用できるか」も重要です。遮蔽物がなければいつまでも射線を切ることができず、不利な状況が続いてしまうからです。
このように自分と敵との位置を正確に把握し、敵とのアドバンテージを確認しましょう。
上の画像は、自分は敵より高い位置にいます。
後方に引くことで射線を切ることができます。
上の画像のように、近くに遮蔽物があるとすぐに射線を切ることができます。
射線
敵とのアドバンテージを決める要因として、うまく射線を通すことが重要です。
自分ひとりでは、同時に射線は1つしか作ることができません。当たり前ですが、とても大切なことなので忘れないでください!
Apex Legendsは3人1チームのゲームなので、敵が3人いる中で自分1人では敵1人しか射線を通すことができません。それは敵に置き換えても同じことが言えます。
理想は敵から見て射線は多く、かつ射線同士が離れている程よいです。
理由は、敵から見る射線が多ければその分対応しなければならない人数が増え、射線同士が離れていればその分AIMを合わせずらくなり、より対応しづらくなるからです。
射線は多いほうがいいので味方3人で作ることを意識し、味方の射線を確認し敵とのアドバンテージを確認しましょう。
人数差
上記で射線を多く作ることの大切さについて説明しましたが、敵より多く味方が生きているだけでも大きなアドバンテージになります。
体力が1でものこっていたら射線を作れるため、たとえ敵より味方全員の体力が低くても、人数が多い方が有利と言えるでしょう。
ですので敵と味方の人数差を把握し、チーム単位でアドバンテージを意識することが大切です。
さあ詰めよう!
敵とのアドバンテージを確認できたら、すぐに詰めましょう。
もたもたしていると敵とのアドバンテージが変わる可能性があるからです。また戦闘中のチームとのアドバンテージは自分達が有利だったとしても、違うチームが来て戦況が変わる可能性もあります。
すぐに詰めて1つの戦闘時間をいかに短くするかが重要です。
また詰めるタイミングが完璧でも、自分ひとりで詰めて味方との連携が取れていなければ意味がありません。
例えば、味方が全員生きている場合に敵を1人でもダウンさせることができれば、詰めるタイミングと言えるでしょう。
しかし1人だけで詰めると1対2の状況で、むしろ不利な状況により自分が倒され、せっかくのアドバンテージが無くなってしまう可能性があります。
詰めるタイミングは味方全員で把握し、味方と足並みを揃えることが大切です。
例えばこんな状況
ミドルレンジで戦いつつ移動し、再度位置的有利を取れました。
位置的有利が取れたため安定して敵を狙うことができ、上手くヘッドショットが決まり敵1人をダウンさせることに成功!
これは位置関係でも人数差でもアドバンテージができたと判断できるため、味方3人で詰めることにしました。
意識する立ち回り②
フォーカス
2つ目はフォーカスです。
詰めることができたら、近距離戦になります。
フォーカスは特に近距離戦を勝つために重要な立ち回りであるため、しっかり身につけましょう。
例えばこんな状況
アドバンテージを活かし詰めることに成功しました。
3対2の状況でショートレンジ(近距離)になった場合、こうした有利な状況で負けたくはないです。
ましてやショートレンジにまで持ち越したので仕留め切りたい状況と言えます。
フォーカスとは
フォーカスとは、味方と一緒に1人の敵を狙うことです。
英語の「focus(集中)」という言葉からきています。
人数差を作ることができればそれだけで大きなアドバンテージになります。
1人の敵をフォーカスして、素早く倒し人数差を作ることが目的です。
フォーカスの対象
敵が3人いる中でどの敵から狙うべきか、対象を絞りましょう。
味方全員で状況を確認してから狙うのでは、戦況が変わってしまうため追いつきません。
あらかじめ狙う対象にルールを決めておくことが大切です。
このルールというのは、前もって仲間内で相談して決めるというものではなく、得られた情報から同じ行動をするということです。
目まぐるしく変わる戦況の中でも、仲間3人が得られる情報は共通しています。
仲間3人それぞれが得られた情報を基に、自然と同じ敵を狙うルールが重要になります。
この自然に同じ敵を狙っていることこそが、目指すべき「フォーカス」になります。
例えばこんな状況
3対2の状況でも必ず勝てるとは限らないため、あらかじめフォーカスの対象を決めて戦うようにしています。
この状況では、2人いる敵の内1人のシールドが割れている状況です。
不利な敵から狙う
ルールとは「不利な敵から狙う」ということです。
基本的にこの「不利な敵から狙う」ことを意識するすれば、「フォーカス」できるようになります。
味方それぞれが、主観的に不利だと思った敵に対して攻撃していたら、フォーカスは合いません。また「敵の誰かのアーマー割った」などの曖昧な情報でもフォーカスは合いません。
得られた情報から客観的に分析して、不利な敵をしっかり判断しましょう。
不利な敵を正確に把握するために以下の項目に着目するとよいです。
- レジェンドと武器
- 位置関係
- 体力
例えばこんな状況
敵2人の内1人は、ミドルレンジの攻防でアーマーが割れていることが確認できています。
今は遮蔽物の後ろで回復中であると予想でき、そのレジェンドは移動スキルをもたないため、この敵から狙うと判断しフォーカスしました。
レジェンドと武器
Apex Legendsでは、各キャラクターのことをレジェンドといいます。
レジェンドによって当たり判定やアビリティが異なります。
当たり判定の大きいレジェンドは射線の通しやすい場所にいるだけで不利になります。またアビリティを使用すると、再使用までに時間がかかるため、その間も不利な状況と言えるでしょう。
またApex Legendsにはさまざまな武器種が存在します。
武器によって得意な距離が異なるため、自分の武器の間合いに敵がいれば、敵にとって不利な状況と言えるでしょう。
位置関係
味方と敵の位置を常に把握することが大切です。
味方3人全員が狙える敵を確認しましょう。敵は3人の射線が通るだけで不利な状況です。
そのうえで、距離が一番近い敵を狙うのがベターですね。
体力
フォーカスに限らず、敵3人の体力を把握することはとても重要です。
当たり前ですが基本的に一番体力の低い敵が一番不利な状況と言えます。
敵3人の中一番体力の少ない敵を把握するためには、味方との情報共有が大切になります。
ヘイトとフォーカス
ヘイトつまり敵からの恨みです(笑)
FPSゲームでは、敵から狙われている状態を「ヘイトを取る」と言ったりします。
味方ひとりがヘイトを取っている状態では、射線管理次第で敵ひとりを無力化していることになります。
例えば、敵を少しだけ攻撃してヘイトを取ります。その後すぐに遮蔽物で射線を切り続けます。その瞬間敵は自分に対して射線を向けているので、味方2人からすればその敵は無力化されている状態と同じになります。
現在誰がヘイトを取っている状態なのか把握し、ヘイトを取っていない他2人でその敵にフォーカスすればスムーズに倒せます。
ヘイトとフォーカスの関係を理解するだけで、戦闘をスムーズに行うことができます。
例えばこんな状況
アーマーが割れていない敵のヘイトを味方1人が取ることで、残りの味方2人がアーマーの割れている敵をフォーカスし素早く倒せる状況を作りました。
そうすることで、仮にヘイトを取った1人がダウンしたとしても、残り2人がカバーに入ることができるため、再度2対1の人数差を作ることができます。
情報共有とフォーカス
味方との情報を共有できる環境がある場合はフォーカスする際、非常に強みになります。
ここではボイスチャットのような瞬時に情報を共有できる環境のことを指します。
必要な情報のみを共有することが大切です。無駄な情報が増えてしまうとかえって戦況を整理しにくくなります。
例えば「○○倒した」などの情報はキルログ見ればわかりますし、「○○に敵がいる」などの情報はピンを指せばわかります。
フォーカスを合わせるには、必要最低限の「誰に、どこで、いくつダメージを与えたのか」を共有することが望ましいです。
情報が共有できたら、味方3人が個々の判断で自然と同じ敵を狙い、フォーカスが成立することが理想です。
しかし慣れないうちは、フォーカスはなかなかできないです。野良とプレイしてる場合であればなおさらです。その場合、フォーカスするときは「〇〇にフォーカス」と簡潔に呼びかけをするとよいでしょう。
まとめ
以上、Apex Legendsのランクマッチについて、立ち回りを中心に勝利へのポイントを解説しました。
安定して戦闘に勝つためには、目まぐるしく変化する戦況に追いつき対応することが重要です。
状況や情報から味方3人が同じ行動を取れるチームが強く、戦闘に勝ちます。
今回はあくまで1チーム対1チームを想定しています。他チームが戦闘に介入してくる場合は、意識すべきポイントが増えます。それは別の記事で紹介します。
Apex Legendsのランクマッチがなかなか勝てない方の参考になれば幸いです。